信州旅行

 上諏訪に到着後、美ヶ原へ

５月３日 新宿発９時のあずさ５３号に乗るために、家を８時頃に出発しました。新宿駅は大きな荷物を持った人々でにぎわっていました。でもいつもの東京駅ほどの混雑はなく、すんなりとホームに到着しました。ホームには、「あずさ」を撮影しようと大きくて立派なカメラを持った人が何人もいました。中には運転席を撮影されている方も！そんな方々の横で、私も一枚撮ってみました。このあずさは「新型あずさ」という種類だそうです。ちなみに、「あずさ」と聞いてあの歌が浮かんでしまうのは、ある年齢以上ということでしょうか・・・。私も主人も、それから私の母も、すぐに口ずさんでしまいました。 電車は新宿から八王子を抜けて、甲府、小淵沢と長野県へ入っていきました。甲府では、ぶどう畑が広がっていました。途中の山では、自然の藤がきれいに咲いていました。藤棚にきちんと並んでいる藤とは違って、どんどん伸びて大きくなっている藤を初めて見ました。 同じ車両には、旅行会社のツアーの方々が乗っていらっしゃいました。小淵沢のホームでお弁当が待ちかまえていて、あっという間に添乗員さんによって運び込まれました。これから皆さん、上高地の辺りに行かれるのでしょうか？ハイキング風の服装をした方が多いようでした。

１１時３０分に上諏訪駅に到着。駅の改札を出ると、鯉のぼりが飾られていました。手作り風の暖かい感じがする駅でした。

	まずはお昼ご飯にお蕎麦を食べに行くことに。前日の夜、インターネットで「信州　蕎麦」と検索をかけ、お蕎麦好きの方々のＨＰで研究をしたのです！ 駅から徒歩４分ほどの「更科」へ。このお店では３種類のお蕎麦をいただくことができます。左上から時計回りに、せいろ蕎麦、更科蕎麦、田舎蕎麦です。更科蕎麦は真っ白でとてもきれいでした。歯ごたえがあってどれもおいしく頂きました。

駅に戻って、駅レンタカーを借りました。予め旅行会社で手続きをしてあったので、後は保険に入るだけです。案内された車は、主人が初めて運転する小さなワゴン型の車でした。 駅から霧ヶ峰方面へ。駅の前の国道２０号から入った道の両側には家が並んでいて、そのお庭に咲いているお花が本当にきれいでした。遠くに見える山々にも、うっすらとピンク色の部分が見えます。少し遅い桜が咲いていたのでした。

 

霧ヶ峰から美ヶ原方面へ進みました。霧ヶ峰は、まだ冬が終わった所という雰囲気でした。グライダーが飛んでいる姿が時々見えました。 美ヶ原の近くは、とても大きなカーブが続きます。ビーナスラインが無料になったので、混んでいるかな？と思っていましたが、それ程の混雑もなく美ヶ原に到着しました。 美ヶ原には、広い敷地にたくさんの美術品が並べられている、「美ヶ原高原美術館」があります。箱根の美術館には入ったことがありますが、こちらは初めてなので入ることにしました。入り口からすぐの所に、ピカソの展示場があります。カメラマンによって撮られた、素顔のピカソの写真も並んでいて、去年ルツェルンで入った美術館を思い出しました。色々な顔が描かれたお皿も展示されていました。 橋を渡って彫刻物が展示されているエリアへ。周りの山々の風景と一緒に楽しむことができる、とても開放的な美術館です。それぞれの美術品にはタイトルがつけられています。途中から、タイトルを見ないで彫刻だけを見て、タイトルを言ってみる・・・ということをしました。でも、どれも想像もできないようなタイトルで、やっぱり芸術家って違うのね〜と感心しました。 そしてある彫刻の前に立った時、主人がつぶやきました。「ちくわぶ」。思わず頷いてしまう程、ちくわぶの断面にそっくり！もちろん本当のタイトルは違います。折角の芸術品なのに、私と主人にはちくわぶに見えてしまうなんて。

   

美術館のあちこちに、雪が残っていました。少し前まで、やはり雪が積もっていたんだなぁと思いました。 曇りがちでぼんやりとした風景になっていますが、山の向こうには松本市街まで見渡すことができました。お弁当などを食べるスペースもあって、一日ゆっくりと楽しむことができる美術館だと思いました。

 

  

同じ道を通って、諏訪湖方面へ向かいました。青空が広がって、気持ちいいドライブです。