いちご狩りを満喫| 車に戻ると、まだ1時すぎでした。旅行の前にもねさんに教えて頂いたいちご狩りの農場がすぐ近くにあることがわかったので、電話で確認をしてみると、優しそうなおばあさんが「どうぞ、いらしてくださ〜い」と仰いました。 場所は富津館山道路の鋸南保田インターの目の前です。車を止めるて目の前のビニールハウスに入り、「いちご狩りをしたいのですが」と声を掛けました。 こちらの農場は、何と時間制限なしでいちご狩りができるのです。もちろんコンデンスミルクもお代わりOK!1人1000円ですが、しゅんは無料なので2000円を支払って、ミルクのカップとヘタを入れる袋を受け取りました。そしておばさんからのアドバイスを受けました。ミルクはヘタの方にちょっとだけつけて、ヘタ側から口に入れるのがおいしい食べ方なのだそうです。いちごは先っぽに行くほど甘みが強いので、こうやって食べると最後まで甘みを十分に感じることができるのだとか。アドバイスを有り難くちょうだいし、さ〜、食べましょう〜といくつか並んでいるビニールハウスを見て回りました。 |
| ビニールハウスは2カ所に分かれています。ひとつは道路沿い、そしてもう一カ所はこんな水田の横のあぜ道を歩いた向こうにあります。近くに見える山々、そして田植えが終わったばかりの水田。あぜ道には花がたくさん咲いていて、本当にのどかな風景です。主人は「ここを歩いているだけで、休日〜っていう気分が盛り上がってきた」と言っていました。田舎育ちの私は、どちらかというと懐かしいという気分だったのですが、こんな空気を吸うのは久々で、やっぱり休日気分が盛り上がってきました。初めてあぜ道を歩くしゅんは、土の感触にニッコリ。何度も振り返って笑っていました。お食事エプロンも身につけて、いちごを食べる準備も万端です。 |
| まずはこのビニールハウスに入ってみることにしました。ご覧の通り、私たち家族の貸し切り状態です。 最初はしゅんと手をつないで、ソロリソロリと歩いていたのですが、「あ、いちご、ここにもいちご〜」とすっかり舞い上がった私は、ズンズン進んでいつの間にかしゅんから遠ざかり・・・。それでも「いちご、たべゆ〜」としゅんは必死でついてきて、主人だけがポツリと残された様です。 |
| ここ数日、急に気温が上がったため、たくさんのいちごが赤くなった状態で痛み始めていました。大きくて甘そうなのに、もったいない〜と思ういちごがたくさんありました。もう1週間早かったら・・・と何度も思いました。 それでも、こんな風においしそうないちごもたくさんあって、見つけるたびに「甘い、甘〜い」と言いながら口に運びました。お店で買ったいちごとは全然違う、全体がすご〜く甘いいちごは、色も真っ赤でみるからにおいしそうでした。 いちご、いちご・・・と食べ続けた(主に)私としゅんは、気付くと手が真っ赤になっていました。しゅんなどは、口の周りも真っ赤っか。そしてどこかで尻もちをついてしまったのか、お洋服も真っ赤っかでした(きゃー)。 |
| 次はどこへ行きましょうと車に乗って富津館山道を走り出すと、瞬く間にしゅんが熟睡を始めました。早起きから始まって、船、お魚、ロープウェイ、いちごと興奮する出来事が続いた今日、お昼寝なしにはいられなかったのでしょう。そのままチェックインすることにして、ホテルに向かいました。 今日のホテルは「館山シーサイドホテル」です。ちょっぴり年季の入ったホテルの様で、階段しかないのには少々驚きましたが、「階段マニア」のしゅんは食堂に行ったりお風呂に行ったりするたびにワクワクと喜んでいました。 写真は食堂で頂いた夜ご飯です。お魚も並んでいたのですが、お昼のお刺身が余りに印象的だったため、夜ご飯の印象が薄く・・・。取り分けにしたしゅんは、いちごでお腹がいっぱいだったのか、余りご飯を食べませんでした。 |
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| 折角目の前が海岸なので、ご飯の後は夜のお散歩に出かけました。写真、真っ暗です・・・。 砂浜で波打ち際まで歩くと、ザザーッと打ち寄せる波の音が心地よくて、しばらく3人でぼーっと眺めてしまいました。 |
| そしてふとホテルの並びを見ていると、しゅんが「デニーズ、D」と言い出しました。先日家の近くのデニーズに行ってからというもの、デニーズ大好きの彼なのです。まだお腹も空いているし、ちょっとだけ入ってみる?とお店に入り、デザートを注文しました。夜だというのにペロリとこんなに食べてしまい、大丈夫なのでしょうか、私たち。「でも、ゴールデンウィークだしね」と訳のわからない言い訳をしながら、満足満足でホテルに戻りました。 しゅんがお昼寝している間に、大人だけ交代で大浴場に行ったのですが、折角なので寝る前に、しゅんを連れて行ってみることにしました。広いお風呂にびっくりしながらも、洗い場で隣りになったきれいなお姉さんに釘付けになるしゅん・・・。「お姉さん、シャンプー、する?」「お姉さん、シャワー、出す?」と何度も話しかけるしゅんに、お姉さんは優しく答えて下さいましたが、私は申し訳なくて「すみません」と言いながら急いでしゅんの体を洗い終えました。湯船はしゅんが立つとちょうど首のところまであるくらいの深さでした。立っても顔だけしか出ていない状態がおかしいのか、じーっとしたままニコニコ笑って私の顔を見ていました。 お部屋に戻るとテレビで「解夏」という映画をやっていました。ゴロリとお布団に横になりながら映画を観るなんて極楽〜と思っていたのですが、気付くと私としゅんは眠っていたらしく、最後の方だけ記憶がありません。主人は一人で隣の部屋のテレビをつけ、最後まで観たそうです。最後だけ観られなかったなんて、何だか気持ち悪いし悔しい〜と思いながら目覚めた2日目の朝でした。 |
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